定休日が「コスト」から「利益」に変わる|関西の飲食店オーナーが知るべき間貸し活用ガイド

飲食店の厨房|間貸しで定休日を収益化

「食材費も光熱費も資材費も、全部上がっているのに売上は変わらない。このままじゃ利益がどんどん削られる……」

関西の飲食店オーナーから、最近こういう声をよく聞きます。

原価率が上がり、人件費も上がり、出口が見えない。そんな状況で多くのオーナーが見落としているコスト削減・収益化のチャンスが「定休日の厨房」です。

この記事では、定休日や営業時間外の空き時間を使って月数万円〜の”真水の利益”を生み出す間貸し活用について、具体的なやり方をお伝えします。

目次

なぜ今、飲食店に「間貸し」が注目されているのか

2026年現在、飲食業界のコスト構造は急速に悪化しています。背景のひとつがイラン情勢の緊迫化です。中東地域での地政学リスクが高まったことで原油・エネルギー価格が上昇し、その影響は輸送コスト・包材・設備費にまで波及しています。農林水産省のデータでも、外食産業の食材費は直近2年で前年比5〜8%増が続いており、利益率10%以下が当たり前の飲食業では、この上昇幅は経営に直撃します。

一方で、厨房や客席は定休日・仕込み前後の時間帯など、毎週必ず「稼いでいない時間」が存在します。その「稼いでいない時間」に、別の人・別の業態に場所を貸すのが間貸し(まがしし)です。

家賃・光熱費はすでに払っている固定費。その上に乗ってくる収益は、ほぼそのまま利益になります。

飲食店の厨房|間貸しで定休日を収益化
定休日の厨房を貸すだけで、固定費をカバーできる

間貸しで実際にいくら稼げるのか

間貸しの収益は「貸し出し形式」によって異なります。代表的な2パターンと相場感を見てみましょう。

形式相場(2026年・関西)特徴
時間貸し(固定料金)800〜2,500円/時間
(平日〜週末で変動)
リスク低・安定収入。まずここから始めやすい
定休日丸ごと貸し10,000〜30,000円/日
(ワンオペ可・30席未満の場合)
手間最小・利益最大。収益効率が最も高い

たとえば、毎週月曜が定休日の店舗が「定休日丸ごと貸し」を月4回行うだけで、月4万〜12万円の追加収益が生まれます。これがほぼそのまま利益になるのが間貸しの強みです。

さらに、びあらばが特に推奨しているのが売上歩合(レベニューシェア)型の間貸しです。出店者の売上が上がれば上がるほどオーナーの取り分も増える仕組みで、「固定料金より稼げた」というケースも珍しくありません。しかも、びあらばでは売上を伸ばすためのコンサルティングも一緒に行います。出店者が売れるほどオーナーにも利益が還元される——この仕組みを設計・運用ごとサポートできるのが、他社にはないびあらばの強みです。

間貸しを始める前に確認すべき3つのこと

① 営業許可・契約形態の整理

厨房を他者に使わせる場合、営業許可の取り扱いについて事前に整理しておく必要があります。実務上は業務委託契約の形式を活用することで対応しているケースが多く、びあらばでもこの方法で運用しています。詳細は保健所への事前確認と専門家への相談を推奨しますが、「難しそうで始められない」と感じる方はまずびあらばに相談してみてください。

② 契約書・ルールの整備

口約束だけでトラブルになるケースは後を絶ちません。最低限、以下を契約書に明記しておきましょう。

  • 使用可能な設備・使用禁止の設備
  • 清掃・原状回復のルール
  • 食材・在庫の管理方法
  • キャンセルポリシー・解約条件
  • 損害が発生した場合の責任範囲

③ 出店者の集め方

間貸しを始めても「出店者が来ない」ではビジネスになりません。集客方法としては以下が有効です。

  • SNS(Instagram・X):「間借り募集」「シェアキッチン」タグで探している人が多い
  • 間借り・間貸しマッチングサイト:スペースマーケット、軒先ビジネス等
  • 飲食系コミュニティ:開業を目指している人が集まるFacebookグループ等
  • びあらばへの相談:出店者マッチングのサポートも行っています

間貸しに向いている・向いていない業態

間貸しはどんな店舗でも向いているわけではありません。以下を参考にしてください。

向いている業態

  • 定休日がある(週1〜2日)
  • 連続して5時間以上の空き時間が確保できる(仕込み・片付けを含めると2〜3時間では実質的に難しい)
  • 仕込みが早い時間帯に集中している
  • 設備がシンプルで第三者に使わせやすい

向いていない業態

  • 毎日通し営業で5時間以上の空き時間がほぼない
  • オーナーの特殊な厨房設備(焼き台・炭火等)が中心で貸し出しにくい
  • 在庫・食材が複雑に入り組んでいて分離しにくい

「うちは向いているかな?」と思ったら、まず営業スケジュールを1週間書き出してみてください。5時間以上の空白があるなら、間貸しのチャンスは十分あります。

実際の事例:大阪・天六のシェアレストラン「COROCORO」

びあらばが運営する大阪・天六のシェアレストラン「COROCORO」は、間貸し・間借り出店のプラットフォームとして多くの出店者を迎えてきました。

COROCOROが採用している売上歩合型(レベニューシェア)のモデルは、「空振りの日でもコストが発生しない」という出店者に優しい仕組みです。そしてここが他の間貸し施設と大きく異なる点ですが、びあらばは出店者の売上を上げるためのコンサルティングも一緒に行います。メニュー設計・価格設定・SNS集客まで、売上を伸ばす仕掛けをオーナーと出店者が一体で取り組む——この仕組みがあるため、継続出店につながりやすく、結果としてオーナーへの収益還元も安定しています。

まとめ:定休日は「休む日」ではなく「稼ぐ日」にできる

食材・光熱費・資材費が上がり続ける2026年、飲食店が利益を守るには「今ある資産をフル活用する」発想が必要です。

定休日の厨房・客席は、正しく運用すれば月4万〜12万円の真水の利益を生む可能性があります。初期投資はほぼゼロ。必要なのは「やってみよう」という一歩だけです。

間貸しの始め方・出店者の集め方・契約書の作り方・売上歩合の設計まで、具体的なご相談はびあらばへ。相談・診断は無料です。

※ 本記事の情報は2026年4月現在のものです。法令・行政解釈は変更される場合がありますので、最新情報は所轄の保健所・専門家にご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社びあらば 代表取締役。
大阪・天六でシェアレストラン「COROCORO」を運営。
飲食店オーナーとしての実体験と、飲食業界向けSaaS・採用支援の営業経験を活かし、
「開業」「拡大」「採用」に悩む飲食事業者の意思決定支援を行っている。

コメント

コメントする

目次